ITサービス財務管理とは

IT部門から提供されるITサービスを1つの社内ビジネスとしてとらえ、資金の調達と運用の面から総合的に管理することをITサービス財務管理といいます。

ITIL 4 においてITサービス財務管理は、「一般管理」プラクティス内の「サービス財務管理」というプラクティスとして定義されています。

管理対象は事業や部門ではなくサービスです。

業務は主に会計業務、予算業務、課金の3つに分類されます。

ITサービス財務管理の目的

ITILにおけるITサービス財務管理の目的は、以下の2つです。

ITサービス財務管理では、ITサービスの提供にあたり、どの段階でどの程度のコストがかかるか、ITサービスがどの程度の利益を生むのかを調査します。

調査したデータをもとに、ITサービスの価値を測定し、ITサービスに対する投資判断の基準とすることが目的のひとつです。

また、調査したデータから、コストカットできる部分を見つけ出すこともITサービス財務管理の狙いです。

ITサービス財務管理の構成

サービス財務管理では、予算業務、会計業務、課金の3つが主な業務として定義されています。

予算業務

予算業務とは、IT サービスの提供にかかるコストを見積り、運用計画をたてる業務です。

会計業務

会計業務とは、IT サービスの提供にかかるコストを明確にし、その管理方法を定める業務です。

資産の購入費用や運用費用、減価償却による資産の価値の変動を管理するIT資産管理 との連携が重要です。

課金

課金とは、ユーザーにサービスの利用料金を請求することを指します。

課金の目的は、IT サービスの提供にかかるコストをユーザーから回収することだけではありません。

例えば格差課金という方法で、ITサービスの利用時期を分散させることができます。

時期によってサービスの利用量に偏りがある場合、利用が集中する時期にはサービスチームの業務も集中するため、十分なサービスが行えず、品質が下がってしまいます。

そこで、利用が集中する時期は利用料を高く設定することで、ユーザーの利用時期を分散させ、サービスチームの負荷を減らし、結果としてサービス品質の向上が見込めます。

サービス利用料金の請求は、サービスレベル合意(SLA:Service Level Agreement)によって定められた範囲内でなければなりません。

料金を変更してもSLAに準拠したサービスを提供し続けるために、ITサービス財務管理はサービスレベル管理 と同時並行で行う必要があります。

ITサービス財務管理機能を備えたITSMS:Freshservice

全ての資産を一元管理し費用を把握できるIT資産管理機能

Freshserviceなら、ソフトウェア ・ハードウェア・ライセンス すべてのIT資産を一元管理できます。

資産ごとに、購入費用・メンテナンス・更新に費やした金額を記録し、ディスカバリープローブが利用状況を自動で検出・更新します。

IT サービスのコストと資産価値の把握を容易にし、ITサービス財務管理の会計業務をサポートするツールです。

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サービスデスクで資産の減価償却を監視

Freshserviceは、一定期間における資産の減価償却額を自動で計算します。

定率法、定額法、級数法の3種の計算方法に対応しており、資産に合わせて適切な算出方法を選択できます。

3つの方式で減価償却を適切に計算

サービス品質保証(SLA)違反を監視

Freshserviceでは、複数のSLAを作成し、個別に更新することができます。

また、自動でサービス品質保証(SLA)に対するパフォーマンスをトラッキングし、サービス品質保証(SLA)に違反があった際には通知を行います。

この機能を活用することで、ユーザーに対する課金額変更の際に起こりやすいSLA違反を未然に防ぐことが可能です。

SLAを容易に登録でき、違反時には通知

Freshserviceのお客様の声

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